AOR(Adult Oriented Rock)、つまり"大人に指向したロック"?!

なんとも不思議な呼称(カテゴライズ)ですが、一時期この日本においても爽やかな小洒落た雰囲気は大流行りして、そこかしこで耳触りの良いBGMとして使われておりました。
根っからのハード・ロッカーなどは「軟弱なバブリー・サウンド」と嘲笑っていた節もあります。が、実はある種、スキルとセンスを必要とする品を問われるリッチな音楽なのです!

はい、ご多分に漏れず、僕は大好きでございます。

先ずは、ミュージシャンのテクニックがスタジオ級に求められます。これは、根っからのロッカーなどとは全く別の価値なのだからお互いにその違いを尊重し合えばいいのに…と、いつも感じますね。
ロッカー的「これしかできない!」は、相当な強みであり、逆に「器用にこなせる!」ことも、これ又確固たる才能な訳で、深過ぎない心地よさって絶妙な軽さなんですよね〜

話、少々逸れましたが、
立夏を過ぎた青葉輝かしい季節には、このAORってやつがなんとも"センチに"心を擽るんですわァ〜♫

久しぶりにSteve Kipner「KNOCK THE WALLS DOWN」なんぞを流しつつ、冷たい雨にかしずいております^_^
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彼は、この一枚のリーダー・アルバム(しかも、名盤と云われながら爆発的には火がつかなかった)しか自分名義でリリースしていないのですが、オリビア・ニュートン・ジョン「PHYSICAL」をはじめ、全米チャートを賑わせたヒット曲をごっちゃとプロデュースしているので、75歳の現在も言わずもがなに左団扇暮らしでしょ(笑)。

個人的には、AIRPLAYと共作した「nothing you can do about it」がお気に入りで、実は唄ったりもいたしまーす。マントラよりHISASHIですぞぉ!笑^^;
https://youtu.be/pjrv6Ew33TY?si=B6JgxV3ar0NNX7vy
(↑この日本武道館のどこかに僕も居ます)

因みに、上記のリーダー・アルバムのプロデュースがジェイ・グレイドンで、参加ミュージシャンを列挙しますと…ラリー・カールトン、ジェフ・ポーカロ、デヴィッド・ハンゲイト、マイケル・オマーティアン、ビル・チャップリン…と、音楽通ならば唸ってしまう豪華盤であります!
あ、デヴィッド・フォスターがプロデュースした聖子ちゃんにも確か楽曲提供のクレジットがあったように記憶しております。

ここで、マイケル・フランクスやボズ・スキャッグス等々枚挙に暇がない中から僕のお勧めアーティストを羅列しますので、よろしければご一聴ください。きっと、日本のシティー・ポップとやらの大御所たちが如何に"パクリ上手"かがお判り頂けるやも?笑

■マーク・ジョーダン…低音の吟遊詩人
■マーク・アーモンド…夜のムード作りに
■ペイジズ…しゃれおつアンサンブル
■ビル・ラバウンティ…僕もレコーディングしました!
■ランディー・グッドラム…格違いの洒脱さで名ピアニスト!
■ラリー・マクナリー…NYのクールなハスキー野郎
■ブルース・ヒバード…プロテスト的ながら夏を吹き抜ける澄んだ風
■ウィルソン・ブラザーズ…カッコマン
■ネッド・ドヒニー…これぞMr.カリフォルニア
■スティーヴ・イートン…素朴な秀逸楽曲
■スティーヴン・ビショップ…声良し曲良しグルーヴ良し!
■アラン・ソレンティ…ハイトーンが魅力の異色イタリアン


末筆ながら、
井上尚弥選手、4団体防衛戦勝利おめでとうございます! 拍手ーーッ!!
紛れもないアメリカン・ヒーロー誕生。何故って、アメリカは脆さからの強さが大好物ですからね(^^)v
因みに、殊アスリートに関して、僕は絶対的無双に惹かれます。
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コンサヴァ男子、健在!
♪はしらのきずはおととしの〜ぉ^_^